カリスマ
2017.09.22
何かをやりきる・・・
それってどんな気持ちなんだろう
続けてきたものを終わりにする・・・
終わりにする怖さはないのだろうか
人生なんて長い道のりを
最後まで走り切れるわけもなく
たまに歩いて
時折止まる
大概の人は殆ど歩いて
たまに走る
どこがゴールか自分で決めて
だから自分に甘く手前に置く
それがごくごく普通の人
同じ時代に生まれて
同じ時間を生きる
中2の夏
深夜のTVを見ながら
海の向こうバルセロナで
国を背負って世界と戦い
今まで生きてきた中で1番幸せな瞬間を迎えた女性
同じ14歳、この時僕は“幸せ”なんてフレーズの使い方すらしらなかったクソガキだった
2000年の夏
南半球オーストラリアで
亡き母の遺影を表彰台の1番上で掲げながら日の丸を謳う男
金メダル以外許されない種目の中で金メダル取る
とても同級生とは思えない精神力
その笑顔の裏に覚悟と決意の重さと強さを感じた夏
ちょっぴり人より出来て
少しもてはやされた野球というスポーツを続け
高校、大学で化け物たちと出会う
プロに行く奴らは周りにゴロゴロいる環境で
毎年ドラフト1位とか2位とか
運がいいのか悪いのか
一緒にプレー、間近に見る事でその世界のトップを感じ
同時に絶望感に打ちひしがれられた学生時代
そんな時代と並行して
TVには
街には
彼女に影響を受け
彼女に憧れて
時代、世代のカリスマとなった女性がいた
当たり前のようにヒット曲を連発し
常に世間の注目を集め
良い事も悪い事も悲しい事もさらされて
それでも彼女はカリスマだった
結婚しようが
母になろうが
女性の憧れであり続けた
国を代表するディーバであった
期待され、注目され
走り続けた25年
誰よりも早く
誰よりも全力で
自分と戦いながら
きっとなんで走らなきゃいけないのかわからない時だってあったはずだ
歩く事も止まる事も許されない環境で
彼女はそれでも走り続けた
25年・・・果てしない時間を走り切った
世間的にはカリスマが誕生すると
その時代、その瞬間の出来事を
○○世代
とかって言いたがる
いつから始まったのわからないこの風習
その時代時代に輝いた人のみが許されるこのフレーズ
若い時は、同じカテゴリーで勝負する人たちは
ひとくくりにされちゃう事を嫌う人もいるだろうし
アンチ、天邪鬼的に嫌がる人もいるだろう
39歳にもなればそんな事は嬉しさ意外のなにものでもない
同じステージには到底上がれるレベルじゃないし
同じ世代だからとて何かをわかちあえる立場じゃない
遠くから観て、感じるだけ
応援して、勝手に感動して、勝手に真似するだけ
本人は嫌がるかもしれなけど
そう
僕たちは
間違いなく
“アムロ”世代
S53年生まれの39歳
只今 “アムロス” 発動中